こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
ブログに関してお知らせがございます。
現在、ブログの更新が約一週間に一度のペースで行っておりましたが
今では様々なSNSがありそちらでも情報を発信しており
内容が重複していてブログとSNSを分ける必要があるのか長らく考えていましたが
ブログにかける時間も長く作業を圧迫しておりましたので、ブログを止める事に致しました。
ブログをご覧頂いていたお客様には大変申し訳ございません。
SNSは変わらず更新していきますので、今後とも宜しくお願い致します。
Unknown Furniture
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
最近色々な店舗などで使われているソケットランプですが
すこし前までは裸電球と呼ばれそのまま使われる事はあまり無かったですが
海外ではかなり昔から様々な種類の物がありました。
ソケットと呼ばれる物は照明器具には必ず必要な為、ガスライトの時代から使われています。
よく目にする素材は、おそらく真鍮製だと思います。
ただ、形状に関してはこちらで紹介しているタイプはビンテージのみでしか
無い物になります。
年代、生産国、用途によって形状は色々あります。
Unknown Furnitureで扱っているソケットランプは基本的にビンテージのみ
中身は新しい物に交換して販売をしています。
今では様々な物が中国製などに替わっている為、USAの記載の入った物は希少で
今後も恐らく作られる事は無いと思っています。
金属製のソケットランプも素敵ですが、個人的にはベークライト製のソケットが好きです。
ただ、ベークライト製は日本でいう昭和レトロと呼ばれる時代の物をイメージしてしまうので
好みが分かれる素材です。
ビンテージやアンティークを扱っているので、意図しないタイミングで非常に希少な物が
見つかる場合がありそういった物は個人的なコレクションとして資料用で保管していますので
どこかのタイミングでご紹介したいなと思っています。
ただし、非売なので自慢みたいなご紹介なりそうですが。。。
それではまた。
商品詳細はこちら→ Vintage Soket Lamps
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
こちらのスタンドランプ、塗装剥げや真鍮の経年変化がアンティークらしい風合いで
とてもアジがあります。
個人的にはこのままでも魅力的ですが、販売するとなると少し整えてあげても良いですね。
ソケットから見て年代はおおよそ1910年代頃の物だと推測できますので
仕上がりもソケットの風合いに合わせていきます。
まずは、塗装を剥がして真鍮の素地をだします。
同型の物が2点ありそれぞれ同じ仕上げで作業を行っていきます。
画像はとりあえず表面の塗装を剥がした状態です。
年代が古い為、破損もあり使用に支障が無い様2箇所ずつ溶接で修理しています。
次は表面を磨いて整えていきます。
真鍮らしい表情ですね。
こう見ると綺麗に仕上げてしまえば現行品と変わらないですね。
ただ、綺麗に仕上げる事が目的ではなく真鍮の経年変化した風合いをめざして
加工しますので、その下地つくりです。
つぎは黒染めを行います。
真っ黒です。
これは黒染めをした直後で何も手を加えていません。
通常の黒染めでもこのまま仕上げる事はないです。
必ず磨いたりクリアを拭いたりの作業を行います。
ここからアンティーク屋としての腕の見せ所です。
如何でしょうか。
磨いたばかりなので光沢がありますが、数日すると落ち着き
真鍮の経年変化した表情になります。
ただ磨くだけでなく今までのビンテージ、アンティークを見た経験から
仕上がりをイメージして作業しています。
古い物にあまり触れてこなかったり、新品しかあつかった事の無い業者には
この仕上がりは出来ないと思います。
こちらが数日おいて光沢が落ち着いた状態です。
ソケットの経年加減と合って違和感無く馴染んでいます。
さすがにソケットは約100経っているので、深みは違いますが
それでも満足いく仕上がりになりました。
古い物を直したりメンテナンスする際に必要なのは綺麗に仕上げる事ではなく
商品が持つ魅力を引きだたせる事だと思っています。
それではまた。
商品詳細はこちら→ SL-29A Brass Stand Lamp"BRYANT"
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
Unknown Furnitureでは修理やメンテナンス以外にも什器製作やオリジナル家具の製作なども
行っていますが、本日はビンテージ品を生かしてカスタムした照明をご紹介いたします。
今回オリジナルの部分はヘッドボードランプといって完成品で見るとシェードの部分になり
それ以外新たに組み上げました。
使用した材料は角パイプ、鉄板、タモ材、そしてビンテージランプです。
デザインを決めるまで少し時間が掛かってしましたが、これらの材料を使って組み上げていきます。
材料のカットが完了しましたので、溶接作業となります。
ベースの鉄板と角パイプなどの金属の接合は溶接にて行います。
シェード部分にあたるビンテージランプもそのままではなく手を加えていきます。
塗装を剥がしていますが当初はこの後に磨いて黒染めを行いエイジング加工を
行う予定でしたが、剥離後の表情が良かったのでこのままクリアラッカー仕上げにしました。
大抵の物は剥離をすると綺麗になってしまいますが、こちらは適度にサビもあり
ビンテージらしいアジがありました。
溶接完了。
木材との接合はマイナスビスを使用します。
通常溶接後は溶接個所を削って平らに仕上げる事が多いのですが
その作業を行うと綺麗になってしまうのでビンテージインダストリアルに
近づけるにはそういった作業は行わない方がいいと判断しました。
ただ、このままでの仕上げではなく鉄部分はエイジング加工予定です。
最終のサイズ確認をしています。
この形で完成となりますが、ベースの塗装やコード取り付けなどもあり
まだ作業は色々となります。
ベースも無垢材なのでオイル仕上げでも良かったのでが、シェードなどに雰囲気を合わせる為
エイジング加工を行いました。
まずは着色を行い下地を作りその後、黒塗装をします。
完全に乾ききる前にわざと塗装を剥がしたりキズを付け乾燥を待ちます。
最終濃いめWAXで塗布して完成となります。
WAXで仕上げる事で自然なツヤが出つつ塗装が剥がれた箇所に塗り込まれ
ビンテージらしい表情となります。
手間が掛かりますがこの過程を行う事で全体のバランスが良くなります。
鉄部分の黒染めとベースのエイジング加減がうまく合わさり
新しい材料で組んでいるとは思えない仕上がりになりました。
マイナスビスをしようしているのも大事ですね。
完成。
今回はバンカーズランプの形をイメージしてそこに
アールデコ期のスタイルを取り入れてみました。
この照明は完全オリジナルになりますので、他では手に入らない照明です。
ビンテージ品を使用したカスタムは一から色々と考える為、非常に手間と時間が
掛かりますがUnknown Furntureだけのデザインとなりますので
今後も行っていきます。
それではまた。
商品詳細はこちら→ SL-30 Vintage Custom Desk Lamp
Unknown Furniture
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
こちらのセブンチェアはビンテージの様な仕上がりになっていますが
実は作業前は大変な状態でした。
個人的には良くここまで愛上げられたなと思います。
元々は2台あったのですが流石に右側のはどうにもならないので左側の物を進めました。
本来は右側の様に突き板が貼ってあったのですが、コンディションが悪くなってきたので
剥がした所こうなってしまいました。
これ以上は機械を使って作業が出来ないので、手で作業を進めましたが大変でした。。。
なんとかここまで仕上がりましたが、遠目で見る分には問題なさそうですが
近くで見るとキズなどが多数あるので折角ならビンテージ感を出した仕上げにしました。
通常のメンテナンスですとキズなどがあればパテ埋めをしますが
今回はあえてそういった補修を行わずにいきました。
脚もクロームで如何にも新品感が強かったので、座面に合わせて加工していきます。
こちらで完成です。
工房でハードに使っているというイメージで仕上げました。
座面は濃い目に最終はオイル仕上げにして、脚は座面に合わせてメッキが剥がれた様な風合いにしています。
セブンチェアではビンテージ、現行品問わずこのデザインはありませんのでUnknown Furnitureの完全
オリジナルになります。
非常に好みの分かれる1脚ですが、中途半端に仕上げるよりもここまで振り切った仕上がりの方が楽しいかなと
思いました。
それではまた。
ちなみにこちらはホームページには掲載しておらずヤフーオークションに
出品しております。
Unknown Furniture
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クリーマー
https://www.creema.jp/c/unknown_furniture/item/onsale
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
ビンテージ品の販売やメンテナンス、修理が主でしたが、以前から考えていた
オリジナル品の製作&販売を行う事になりました。
尚、デザイン、製作など全て私が行なっております。
まず第一弾としてハンガーラックを製作いたしました。
椅子や箱物などは数え切れない程あり個人的に良いなと思う物もあるのですが
何故かハンガーラックは自宅でも使いたいなと思う物が無く
良いと思っても価格が高く個人用ではないなと思っていました。
今回は、1950年代頃のアメリカビンテージを元にデザインをして
価格も抑えられるように素材は針葉樹を使用しました。
ハンガーラックを探すと金属製の物が多くデザインも良く言えばシンプルですが
似たり寄ったりなデザインで、ただ洋服をかけるだけの物になっています。
ビンテージの多くは木製で彫り込みなどの装飾があったりとカッコいいのですが
個人用で使うには過度な装飾は不要なので、今回は無駄なデザインをそぎ落として
シンプルながらビンテージらしさも出るデザインにしました。
素材は全て木製で接合もビスなどを使わずに組んでいます。
一部強度の関係で金物を使用していますが、裏側なので見える事はありません。
ベース部分の脚は唯一デザイン性を出しています。
この様なデザインは当時色々な形でありそれを現代風にしました。
ただのデザインでは無くこのパーツはちゃんと機能として
必要な物になります。
中々全体のサイズとのバランスが難しく何パターンか製作しながら合わせて
このサイズに決めました。
全体を直線的にしなながらシャープに見える様に意図的に加工を
施しています。
角度もいくつも製作しては合わせてを繰り返していますので
この形にするのに思った以上に時間が掛かりましたね。
ビンテージスタイルにしていますのでデザインだけでは無く
塗装もビンテージらしさを出しています。
黒塗装を刷毛で塗る事で刷毛目が残り凹凸がある様な仕上がりになりますが
さらに表面の塗装をあえてキズ付け実際に使われてきた様な塗装ハゲを施しています。
最終仕上げは蜜蝋WAXを使う事で自然なツヤ感が出てよりビンテージの様な仕上げにしています。
製作方法に関しては特別な事はしていないので、同じ様な物は簡単に作れますが
このデザインにするには刷毛塗りやキズ付け、WAX仕上げなど
手間が掛かる作業を行なって初めて完成になる為、現代の凹凸の無いスプレー塗装では
全く魅力が出ません。
価格、デザインなど個人的にも使いたいなと思う物が出来あがりましたので
これからもオリジナルを展開していきます。
尚、サイズ変更なども承っていますのでお気軽にご相談下さい。
それではまた。
商品詳細はこちら→ OR-01 "受注生産" Vintage Style wood Hanger Rack
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
修理やメンテナンスを行う上で重要な事はどこまで仕上げるかです。
このそこまでというのは店舗事によって様々です。
新品の様に仕上げて価格が高くなるか、構造のみしっかり修理してお手頃になるか
はたまたほぼ何もせず格安での販売など本当に様々です。
需要と供給が合っていればどれが良くてどれが悪いという事はないですが
個人的には、なるべく長く使える様にして欲しいなとは思います。
Unknown Furnitureの修理、メンテナンスは中間ぐらいの構造をしっかり修理して
塗装などはメンテナンス品によってという事が多いです。
メンテナンスの過程で塗装を剥離して再塗装する事もありますが
再塗装に関して新品の様に仕上げる事はあまりしたくない為、ビンテージらしい
塗装や素材を生かした塗装にする様にしています。
ただ、このビンテージらしいというのは本当に難しく下手な事をすると
いかにも加工しましたという様な事になるので、作業の合間にエイジング方法を色々と試しています。
今回試したのは木材に着色→黒塗装→WAXです。
この黒塗装した後にWAXを塗布した際ちゃんと乾燥してベタつかないのか
ツヤ感はどうなのかを調べました。
着色の状態は写真に撮り忘れてしまったので、黒塗装からです。
一般的に行わない様な事をする事が目的なので、それは意味があるのかという作業もします。
こちらはツヤありの塗装後に乾いてからツヤを消しています。
最初からつや消しを使えばという事は一旦おいておきます。
全体を磨き傷をつけ塗装をすこし剥がして木部を露出させます。
アンティーク屋なので古い物がどういった状態で塗装がはがれているかは
熟知しているつもりですので、経験からダメージをつけています。
ビンテージ加工と呼ばれる物が多く出回っていますが
個人的には何でもかんでも傷をつければいいものではないかなと思っています。
ビンテージ品というのは言ってしまえば中古品という事ですので
抵抗がある方も多いです。
新品で古そうに見える加工に需要があるのはそういった部分に惹かれる方も多くいる事ですので
嬉しく思いますね。
ちなみにこの仕上げはオリジナルで製作したハンガーラックに用いていますので
ご覧になって下さい。
商品詳細→ OR-1 "受注生産" Vintage Style wood Hanger Rack
それではまた。
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
メンテナンス前の商品を店頭に並べるかメンテナンスした物だけを
並べるのかは店舗によって異なります。
Unknown Furnitureでは基本的にメンテナンスが完了した商品のみを
ホームページに掲載しております。
理由は色々ありますが、一番は物によってイメージが大きく変わり言葉だけでは
イメージして頂くのが難しいからです。
こちらのテーブルランプはメンテナンスとはガラッと変わっています。
こちらがメンテナンス前ですが、赤くペイントされていて所々塗装も剥がれてしまっています。
これはこれでビンテージらしく魅力的なのですが少しコンディションが良く無いので
手を加えていきます。
ただ、手を加えるといってもオリジナルから大きく形を変えるのでは無く
ビンテージパーツを生かしつつ仕上げます。
メンテナンス中の画像は撮り忘れてしまったので、完成後からのご紹介になります。
如何でしょうか。
ガラス、鉄、真鍮という組み合わせの照明ですのでペイントなどで素材感が損なわれるよりも
生かしたほうがいいと思い塗装は剥がして仕上げました。
ベースがガラスで、支柱が鉄、それ以外は真鍮になります。
ベースとソケット以外は黒染めをしていますが、黒染め後の作業を変えています。
真鍮部分は黒染め後磨き過ぎに気を付けて真鍮の経年変化したような仕上げを目指し
支柱は黒染めを濃く仕上げほぼ磨かずに仕上げました。
ソケットの年代がおおよそ1940年代頃になる為、そこの合わせて全体の色味を決めました。
メンテナンス前に比べると形のみ同じで全く違った印象になりますので
完成品をお見せするのが一番だと思っています。
ちなみに商品全てメンテナンスを行なっていますが、ビンテージの雰囲気を生かして
外見は何も手を加えない場合もあります。
それではまた。
商品詳細はこちら→SL-23 Glass Base Table Lamp
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
照明のメンテナンスは普段から行なっているので、修理箇所や交換が必要かどうかも
直ぐに判断可能です。
他のお店の方は分かりませんが私が商品を仕入れる際に重要視しているのが
どういった空間で使って頂けるかです。
こちらのホブネイルデザインの照明はアルミソケットにミルクガラス
シルバ色のパーツで構成されていますので、そのまま組み上げても
素敵な1台になるかと思いますが、今回はあえてシルバーパーツを黒染めして
いこうと思います。
まずはメンテナンスになりますので、分解して使用が出来なそうな物は
交換していきます。
パーツ構成自体はとてもシンプルですが、組み立ての際に
向きがあるので間違えない様に写真などを残して作業を進めます。
インナーソケットは同じ形状をしているので、照明の年代もおおよそ判明しますね。
ちなみにこの形状は殆ど変わっていないので年代識別する際やオリジナルかどうかを
調べる時は細部を確認します。
そこまで古くないといっても50年程は経過していますので、さすがに交換となります。
クリーニング、黒染め完了。
ホブネイルはクリーニングしてしまうと新品の様になってしまうので
黒染めパーツは染めた後に少し磨いて塗装が剥がれた様な風合いにします。
シルバーに比べてメリハリがつきました。
白と黒の組み合わせはやはり王道ですね。
ホブネイルデザインは特徴がありますが、意外とどんな素材とも相性が良く
木製は勿論、鉄などとも合うのでインダストリアルな空間から
北欧の様な雰囲気にも合わせてお使い頂けます。
アメリカでコレクターがいるのも分かりますね。
商品詳細はこちら→ Hobnail Milk Glass Lamp SL-27
それではまた。
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
ビンテージ品を主に扱っていますが、お持ち込みの修理にカスタムや
オーダーなども承っていますので本日は少し前にご依頼頂き製作した物を
ご紹介致します。
こちらはお客様からイメージとサイズを頂きご相談をして最終的なサイズや
仕様を決定致しました。
大きめなサイズの物を製作する際、ご予算にもよりますが無垢材よりも
積層材に小口材を貼り付けて製作する事が多いですが
今回は無垢材の使用がご希望でしたのでご予算内で製作出来る様に
比較的安価な針葉樹を使いました。
ただ、幅が広い一枚板を使用する事は一部を除き殆ど無く
多くは接ぎ合せになっています。
接ぎ合せとは画像の様に何枚かの板を一枚にする事で
幅が広い物はほとんど接ぎ合せになります。
使用する材料ほとんどを接ぎ合せにしたので
とても大変でした。
因みに接ぎ合せはただ板をくっ付けるのではなく、ダボやビスケットなどと呼ばれる
物を使用します。
必要分を用意できたら組み上げていきます。
サイズが大きいので一人で圧着作業をするのも一苦労ですが何より
針葉樹といっても大きなサイズなので重たいです。
引き出しや観音扉、棚板などもありまだまだ作業がありますが
実は、写真を撮り忘れてしまいました。。。
引き出しや扉、棚板は、サイズ確認の為無塗装状態ですが
ちゃんと塗装予定です。
無垢材の場合、どうしても接ぎ合せや木材のねじれなどで
平らになっていない事が多い為、図面通りに製作をしても
うまくはまらなかったりきつすぎたりします。
因みに積層材を使用する場合は、ねじれなどはありませんので
現物あわせにする必要がないので作業もスムーズです。
こ要望で棚板の上段は仕切りをつけ、取り外せる様な仕様になっていて
こういった細かな仕様もオーダーだからこそ行える部分です。
完成。
オーダー家具の製作や什器製作も行いますが、Unknown Furnitureでは
新品の様な家具を製作すると言うよりもビンテージらしい風合いや
仕様などが得意ですので、細か部分ではありますが必ず必要な部分以外は
ビスを使用せず、見える所にはマイナスビスなどあくまでビンテージデザインになります。
ビンテージ品のメンテナンスや修理はもちろん、カスタムやオーダーも
承っていますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
それではまた。
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
ビンテージを扱うお店は沢山ありどういった物を販売しているかも
様々ですが、特別な仕入れルートが無い限り似たり寄ったりになってしまうのは
否めません。
その為、店舗ごとに特色があり多少のクリーニングだけで販売するが金額は抑えめだったり
ほぼ新品に戻す様なメンテナンスを行うがとても高額になったりと
似た様な商品であっても、行なった作業で待ったく違った物に見えます。
Unknown Furnitureは機能面は可能な限り直し日常的に使える様にしていますが
外見に関しては物によってどこまで行うかを決めています。
こちらのバスルームキャビネットは塗装のコンディションも悪く
サビがあるので塗装を剥がして素地を生かしてクリアラッカー仕上げ予定です。
ブログで何度も剥離作業に関してご紹介していますが
木製でも金属製でも大変さは変わらず形状が変わっている場合は
特に時間がかかります。
表面の塗装が厚そうな場合は全体を一旦粗めのペーパーでわざ傷つけてから
溶剤を使用して塗装を剥がしていきますが、溶剤を塗布しても簡単に剥がれず
最終的に手で剥がしていくので、このキャビネットの様に丸みを帯びていて
形状が特殊ですととても時間がかかりす。
一番時間がかかるのが剥離後の作業で、電動工具と手でペーパーを使って磨きを
行いますがこの形状の場合は電動工具を使える箇所が少なくほぼ手で作業をするので
2,3倍時間がかかります。
電動工具を使っても最終的には手で仕上げるのですが、どの程度仕上げるかは
いつも悩みます。
個人的な好みになってしまいますが、均一性があり整い過ぎているのは
ビンテージ品には似合わないと思っているので、使われてきた様な風合いに
仕上げる事を常に考えています。
このキャビネットもメンテナンス前に比べると非常に綺麗になっていますが
ペーパーの磨き目が残る様にしてありますので、新品感はありません。
古い物を綺麗にする事は根気がいり大変な作業ですが、方法さえ分かれば
意外と誰でも出来てしまいます。
ただ、そこから綺麗する事が目的でない場合は経験が必要だと思いますので
やはりプロだからこそ出来るのだと思います。
そいう事を考えながら色々なビンテージショップやアンティーク屋を回るのも
楽しいと思います。
それではまた。
参考作業費
剥離&磨き(分解含む) ¥35,000
研磨 ¥15,000
塗装(クリアラッカー) ¥5,000
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
メンテナンスで行う作業はどういった仕上げにしたいかで決まりますが
古い塗装を剥がす作業を行う事が多くそういった際の必需品に
剥離剤という溶剤があります。
これは主に塗装を剥がす際に使用される物で、様々な種類があり
素材によって使い分けけています。
お店によって使われる剥離剤は違っていますが、Unknown Furnitureで
ネオリバーという物を使用しています。
こういったメンテナンス用品をご紹介しているお店は少ないですが
特に特別な物では無いので、普通にご紹介致します。
ネオリバーの細かな詳細は検索頂ければ詳しく分かりますので
ここでは省かせて頂きます。
使用している物は3種類あり素材や塗装の強度によって使い分けています。
どちらも剥離剤を使用して塗装を剥がしている所ですが、使っている剥離剤は
違います。
同じ物で行えれば良いのですが、素材にあった物を使用しないと
全く効果が無く使用する量も無駄になります。
かなりの頻度で使用するので無駄に使ってしまうとコストが
掛かりすぎてしまうので注意が必要ですが、だからと言って
少しづつ使っても効果が悪いのでどれぐらい使えば良いかは
経験が必要です。
因みに種類によって金額は全く違いサイズも4kgが最小サイズなので
DIY用というよりプロ用になります。
そして一番気をつけなければいけないのが、かなり劇薬なので
皮膚に付けば爛れ、作業着などに付けば穴があくくらいの為
趣味用などで使うのはオススメしません。
メンテナンスで使う物にはこういった劇薬も多く
取り扱いも注意が必要です。
それではまた。
Unknown Furniture
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
アノニマスデザインという言葉をご存知でしょうか。
ビンテージ以外でも使われてる言葉で、作者やデザイナーなどが不明な場合
アノニマスデザインと呼ばれます。
この椅子もメーカーやデザイナーが不明な1脚です。
ビンテージ品の多くは資料が無く詳細が分からない物が当たり前で
販売する以上ある程度の知識があったほうが良いと思い調べますが
中々難しいです。
色々と調べた結果、断言する物が無くアノニマスデザインとなりましたが
一番近い形の物がフランスTolix社のT2が非常に似ていましたので
Tolix社の物かと調べましたが、細かなディテールに違いがありました。
ただ、全く情報が無かったので似ているデザインがあった事と椅子自体の
ディテールにより大まかな年代が判明しました。
最初の写真にある通り塗装を剥がすと全く違った印象になります。
資料として探す場合、ビンテージインダストリアルは塗装を剥がしていたり
形が変わっていたりする物もあるので、注意が必要です。
接合部分が真鍮ロウ付けになっていますが、現在はこの手法はあまり
行われていない珍しいディテールになります。
座面は平では無く少し湾曲している事で座り心地も良くなっています。
塗装を剥がす前からかなりさサビがあった為、完全に取りきれてはいませんが
表面の凹凸をは限りなく無くなるように磨いていますので滑らかになっています。
背面も全て塗装を剥がしています。
仕上げはツヤなしクリアラッカー仕上げで、薄めに行なっていますので
ビンテージらしさを損なわず仕上がっています。
ビンテージインダストリアルの資料などをみてどういった
仕上げにするのが一番魅力を出せるかという事を常に研究しています。
脚はゴムキャップなどがない為、現在はそのままでの販売ですが
被せるタイプであれば比較的に容易に入手可能です。
一般的にデザイナー作品では無いものは評価低いとされていますが
著名なデザイナー作品でなく、アノニマスデザインこそ
日常的に使用する為に作られた物ですので現代でも使いやすいと思っています。
それではまた。
FU-14 Industrial Stacking Metal Chair
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
メンテナンスや修理を行う際に古い塗膜を剥がす作業を行いますが
塗膜が無くなることで全く違った表情になる物も多くあります。
こちらの椅子はお世辞にも雰囲気があるとは言えずむしろこのままでは
見向きされないコンディションですが、丁寧に剥離作業を行うと全く違った印象になります。
並べてみるとその違いがとてもわかりますね。
私も剥離作業を行うまではここまで変わるとは思っておら
当初予定していた作業内容を変更してこの表情をいかします。
真鍮のろう付けがシンプルなデザインながらいいアクセントになっていて
とり魅力が際立ちます。
鉄物家具は綺麗になりすぎてしまうと現行品に見えてしまう物があるので
難しい所ではあります。
かなり磨きと削りを行なっているので、見た目以上に表面はなだらかになっていますが
見た目はビンテージらしがあり個人的には満足な仕上げりです。
表面はクリアラッカー仕上げで防錆になるようにしていますが
ビンテージ品ですでにさびが発生している場合、完全に
抑えることはできませんが室内のみで使う場合は特に問題ありません。
同型の物が3脚ありますので、それらも楽しみです。
それではまた。
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こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
現代では様々な物やデザインがあふれ、ビンテージ品を模した物も沢山あります。
このアルミシェードも特に珍しくもない形ですが仕上げによってはビンテージらしさを
出す事が可能です。
塗装に関しては恐らく素人が行ったので塗装剥げではなく明らかなミスで
箇所によって薄くいたりとかなり雑です。
どちらにしてもこのままでは商品にならないので塗装を剥がしていきます。
剥離を行った状態。
細かなキズが多数ありますのでこれから細かく研磨していきます。
個人的にはこのぐらいキズがあるほうがビンテージらしくてこのみですが
商品としては作業の手抜きに感じてしまうので、難しい所ですね。
これが研磨剤を使用して磨いている状態ですが、表面に研磨剤が付いているので
落として仕上げを行います。
磨き前に比べるとキズが目立たなくなっていますが、完全にキズを消してしまうと
現行品と同じになってしまうのでヘアラインと呼ばれる磨きキズはあえて残しています。
完成。
表面はクリアなどの仕上げは行っていませんので、少しずつ変化があり使っていく事で
表情が変わってきます。
どのように見せていくかによって行う作業が変わってきますが、アンティーク屋らしく
古き良き時代を表現したいとおもっています。
それではまた。
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