ショーケースのメンテナンス

 

 

ヴィンテージショーケースメンテナンス

 

こんにちは。

Unknown Frunitureのサナシンです。

 

Unknown Furnitureでは大きな家具類などは今の所扱っていないのですが、修理は随時受け付けています。

こちらのショーケースはお持込でメンテナンスのご依頼を頂きましたので、ご紹介致します。

 

推定1930-40年代頃のショーケースだと思われますが、前面のガラスが割れてしまっているのと全体的にぐらつきがあるとの事でメンテナンスをご依頼頂きました。

 

椅子、テーブル、箱物の中で個人的に一番作業工程が多いと思っているのは箱物です。

サイズ関係なく使われているパーツ数が多い為、必然的に作業も多くなります。

 

ヴィンテージショーケースメンテナンス

 

まずは、全面のガラスを取り外していきます。

年代が古い為、使われているガラスが現代では作れない物ですので割れないように特に注意します。

 

ヴィンテージショーケースメンテナンス

 

今までも色々な物をメンテナンスしてきましたが、ヴィンテージやアンティークと呼ばれる物は基本的に同じ物が無い為毎回初見での作業となります。

分解を行う際も一つ一つおさまりや構造を確認しながら進めます。

 

ヴィンテージショーケースメンテナンス

 

ヴィンテージショーケースメンテナンス

 

アンティーク品などのメンテナンスを行う際必ずしも全て分解する必要は無いと思っています。

なぜなら無理に分解すると破損する可能性があるからです。

ただし、原因によります。

 

こちらのショーケースは、原因が全体的にあった為全て分解となります。

 

 

ヴィンテージショーケースメンテナンス

 

問題の箇所はこれで分解完了です。

次は、古くなった接着剤のカスなどを除去して各パーツのクリーニングも併せて進めます。

 

新しい物ではないので、サイズが同じ部分でも箇所が違えば反りなどの影響で組み付けが出来なくなる可能性がある為、必ず分解前と同じ箇所で組み付けます。

 

ヴィンテージショーケースメンテナンス

 

ここまで進めるとぐらつきは無くなっています。

締め直し作業は、分解よりもはるかに組み付けが難しいです。

 

何故なら、反りや変形などしているのでただ圧着をしても直角が出ていなかったりパーツの癖で形が決まってしまい最終的に色々とずれてしまうからです。

そうならない為には適度な妥協ですが、これが難しいのです。

私自身もまだまだですので、こればっかりは経験が必要ですね。

 

ヴィンテージショーケースメンテナンス

 

多くの釘が使われているのですが、大半は変形していたり折れていたりと使えなくなっているので新しい物に交換をします。

交換と言っても新品の物をそのまま使っては、雰囲気が変わってしまうのでなるべく手を加えます。

 

左がオリジナル、真ん中が加工前、左が加工後となります。

 

ヴィンテージショーケースメンテナンス

 

作業完了。

 

見た目に関しては、ワックス仕上げにしていますのほとんど変わっていませんが、自然な艶がありぐらつきも無くなっています。

 

それではまた。

 

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