こんにちは。
Unknown Frunitureのサナシンです。
Unknown Furnitureでは修理やメンテナンス以外にも什器製作やオリジナル家具の製作なども
行っていますが、本日はビンテージ品を生かしてカスタムした照明をご紹介いたします。
今回オリジナルの部分はヘッドボードランプといって完成品で見るとシェードの部分になり
それ以外新たに組み上げました。
使用した材料は角パイプ、鉄板、タモ材、そしてビンテージランプです。
デザインを決めるまで少し時間が掛かってしましたが、これらの材料を使って組み上げていきます。
材料のカットが完了しましたので、溶接作業となります。
ベースの鉄板と角パイプなどの金属の接合は溶接にて行います。
シェード部分にあたるビンテージランプもそのままではなく手を加えていきます。
塗装を剥がしていますが当初はこの後に磨いて黒染めを行いエイジング加工を
行う予定でしたが、剥離後の表情が良かったのでこのままクリアラッカー仕上げにしました。
大抵の物は剥離をすると綺麗になってしまいますが、こちらは適度にサビもあり
ビンテージらしいアジがありました。
溶接完了。
木材との接合はマイナスビスを使用します。
通常溶接後は溶接個所を削って平らに仕上げる事が多いのですが
その作業を行うと綺麗になってしまうのでビンテージインダストリアルに
近づけるにはそういった作業は行わない方がいいと判断しました。
ただ、このままでの仕上げではなく鉄部分はエイジング加工予定です。
最終のサイズ確認をしています。
この形で完成となりますが、ベースの塗装やコード取り付けなどもあり
まだ作業は色々となります。
ベースも無垢材なのでオイル仕上げでも良かったのでが、シェードなどに雰囲気を合わせる為
エイジング加工を行いました。
まずは着色を行い下地を作りその後、黒塗装をします。
完全に乾ききる前にわざと塗装を剥がしたりキズを付け乾燥を待ちます。
最終濃いめWAXで塗布して完成となります。
WAXで仕上げる事で自然なツヤが出つつ塗装が剥がれた箇所に塗り込まれ
ビンテージらしい表情となります。
手間が掛かりますがこの過程を行う事で全体のバランスが良くなります。
鉄部分の黒染めとベースのエイジング加減がうまく合わさり
新しい材料で組んでいるとは思えない仕上がりになりました。
マイナスビスをしようしているのも大事ですね。
完成。
今回はバンカーズランプの形をイメージしてそこに
アールデコ期のスタイルを取り入れてみました。
この照明は完全オリジナルになりますので、他では手に入らない照明です。
ビンテージ品を使用したカスタムは一から色々と考える為、非常に手間と時間が
掛かりますがUnknown Furntureだけのデザインとなりますので
今後も行っていきます。
それではまた。
商品詳細はこちら→ SL-30 Vintage Custom Desk Lamp
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